Month: 4月 2014

家族葬の形

幹線道路に面した自宅近くの空き地で建築工事が始まったのが3ヶ月前のこと。
その空き地の広さからコンビニエンスストアでもできるのかな?と期待していたら、完成した建物はなんと斎場でした。
自分がイメージする斎場は2階建て以上の大きな建物で駐車場も100台以上は駐車可能な大規模なものですが、近所にできた斎場は平屋で、駐車場も20台くらい駐車できるかどうかというこじんまりしたものです。
その斎場が我が家にもパンフレットをポスティングしてきました。
キャッチフレーズは「少人数の葬儀や家族葬に対応した一日一件の貸切ホールです」とありました。
なるほど、これが最近よく聞く家族葬専門のホールなんだ。と妙に一人で納得しながら、パンフレットを読み進めると、
「故人の生涯を讃え、安らかにお眠り頂ける様お祈りすると共に、ご参列者の心に深い感銘と惜別の念を刻み込む荘厳な祭壇をご用意致します。1日1組限定の貸切ホールで葬儀を執り行うことで、故人やご遺族のご要望に細かくお応え致します。」という説明文が目に入ります。
今や、高齢化が進み、故人も寿命を全うしていたら、退職後20年以上は経っているわけで、会社関係者や取引先の人が葬儀に来ることもなく、故人の友人・知人も相当なお歳なので、参列も難しいわけで、自然と家族と親族だけの家族葬になってしまうのでしょう。
故人も生前から、家族に迷惑をかけないように、こじんまりとした葬儀を希望したり、あるいは自ら家族葬の準備をする人もいるようです。
なにか一抹の寂しさを感じながらも、最後は家族の絆なのかな、と普段考えもしないことを想像してしまいました。
そんな私の感傷に関係なく、出来たばかりの斎場は、すでにフル稼働で、昨日も今日も家族葬が執り行われているのでした。

葬儀と出産

先月、高校からの友人から母親が亡くなったと訃報が届きました。
彼は幼い頃に父親も亡くしており今回の葬儀で若喪主を努めたそうです。
2つ年下の弟と2人兄弟です。初めての喪主に葬儀の手順など分かるはずもなく、大変苦労をしたそうです。
先日、久しぶりに連絡をとった時には『まるまる一週間、警察関係やら葬儀関係やら役所関係やらなんやらでバタバタで非日常な修学旅行のような日々を過ごしてたよ。弟との絆が深まりました(笑)』なんていっていました。
明るく吹っ切れた様に話してくれましたが、本当に精神的にも辛かったと思います。
もし、私が友人と同じ立場だったら…。と考えるだけで気が滅入ります。
今回友人とのやり取りを通じて、他人事ではないなと痛感しました。
私の両親は有難いことに深刻な病もなく健康です。でも、いつ何が起きてもおかしくない歳です。今は別々に暮らして連絡はあまり取りませんが帰省した際には今後の事について話し合おうと思いました。
この気持ちに気付かせてくれた友人に感謝です。

そして、友人が母親を亡くされた丁度その頃に私は娘を出産していました。
私は今月で26歳を迎えますが、大切な友人の母親の死と、愛娘の生。ここまで生きてると冠婚葬祭に遭遇する機会が本当に多くなって、生きてるってゆうか、生かされてるなって感じるようになりました。
出産を経験して、1人の人間の人生を始めさせてしまうんだと責任を感じました。
その友人は『誰か死んでもまた産まれてくる人もいるし、残った人達は成長するし、うまいこと受け継がれるようにできてんだな、ホント。』と言っていました。その通りです。

そして、大切な友人を育てあげた友人のお母様に感謝です。